2009年12月22日
上海中心について
このビルは浦東新区の陸家嘴金融貿易区の、東泰路・銀城中路・花園石橋路・陸家嘴環路に囲まれた街区(Z3-2地区、以前は陸家嘴ゴルフ練習場のあった場所)に建てられる。1993年に作られた陸家嘴金融貿易区の完成予想図では、飛びぬけた高さの3本の超高層ビルが隣同士に描かれていた。うち一つは1988年に金茂大廈として完成し、もう一つは2008年に上海環球金融中心として完成した。残る一つが、この上海中心である。金茂大廈は上海中心の北隣に、上海環球金融中心は上海中心の東隣になる。
ゲンスラー社の案はガラス・カーテンウォールで外側を覆われたビルが螺旋状にねじれながら高くなってゆくという案である。構造は、9つの円柱状の建物が垂直に積み重なった状態であり、さらにこれらを二重のガラスのファサードが覆っている。内側のガラス・カーテンウォールが建物を囲み、外側のガラス・カーテンウォールが螺旋状に上昇するように全体を覆っている。内側と外側のガラス・カーテンウォールの間には、地表から上層階まで異なる高さに9つのアトリウム(吹き抜けの空間)があり、上海市民に開放される。またタワーの下部には商業施設やイベントスペースなどが設けられる。最上部には展望台があり、世界で最も高い外気に露出した展望台となる。ゲンスラーのデザイン監督である Marshall Strabala は、建築ウェブサイトの E-Architect.co.uk の取材に対して、上海中心のデザインは「中国のダイナミックな未来」を表現していると述べた。
上海中心のデザインは、エネルギー効率の向上や持続可能性についても考慮されている。ガラスのファサードは、ビルにかかる風圧を24%削減するように設計されており、これによってビルを支えるのに必要な資材をも減らすことができる。螺旋状にねじれたガラス壁は雨水を集められるようになっており、ビルの空調や暖房に利用される。ビルが必要とする電力の一部は風力発電でもまかなわれる。E-Architect.co.uk の取材に対して Marshall Strabala は、上海中心は高さ300メートル超の超高層ビルでは初めて二層の外壁を備えたビルになること、この特徴が魔法瓶のようにビル内部の熱や涼しさを外へ逃がさないようにできることを説明している。上海中心の建築主は、このビルが持続可能な建築物・緑の建築として、中国緑の建築協議会(China Green Building Committee )やアメリカ緑の建築協議会(U.S. Green Building Council, USGBC)からの認定を得ることを期待している。
建設状況
2008年の間中、上海中心の建設予定地では建築への準備が進められた。2008年11月29日には起工式が行われた。ビルの環境影響評価も完了している。ビルの建築に当たっても、環境への負荷を軽減しエネルギーを削減する工法が取られる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
完成後は、高さ632メートルにもなるようです。
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